今月の天体:うしかい座のアルクトゥルスとおとめ座のスピカ

4月のおすすめの天体は、春の夫婦星(うしかい座のアルクトゥルスとおとめ座のスピカ)です。
北斗七星の柄のカーブに沿ってたどる春の大曲線は、うしかい座のアルクトゥルスを経ておとめ座のスピカにとどいております。そのオレンジ色のアルクトゥルスと白色のスピカは、好対象の星として春から初夏の宵空でご覧いただけます。
日本ではこの2つの星を夫婦の星とみて“春の夫婦星”と呼んでいました。興味深いことに、アルクトゥルスは現在秒速125kmという猛スピードで、見かけ上スピカの方へ移動しています。
満月の直径分の位置を変えるのに800年かかりますが、それでも6.5万年後にはスピカのすぐ側にやってきて並び、本当の夫婦星として輝いて見えているのです。
8階の天体ドームでお待ちしております。

別邸 音信 〒759-4103 山口県 長門市 深川湯本 2208
Bettei Otozure, 2208 Yumoto-Onsen Nagato-shi,Yamaguchi-Prefecture, Japan 759-4103

今月の天体:北斗七星のミザール

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3月の見頃な天体のご案内です。
北の空をめぐる星々の中で、まず一番目につくのは北斗七星かと思います。
北斗七星は季節を問わず、ほとんどひと晩中いつでも北の空に見えていますから、春の星と限るものではありませんが、春の宵に北の空高く横たわりますので、見ごろといえばやはり春ということになるようです。
この北斗七星は、おおぐま座の腰からしっぽにかけての部分にあたります。
さて、北斗七星といえば、ひしゃくの柄の先から二番目のゼータ星ミザールに注目してください。すぐそばに小さな星がちょこんとくっついているのがわかるはずです。これがアルコルです。その昔、アラビアでは兵士の視力検査にこの星を使い、ミザールとアルコルが見分けられたものを合格にしたといわれています。
ぜひ一度目試しをしてご覧くださいませ。
8階ギャラリー、天体ドームでお待ちしております。

別邸 音信 〒759-4103 山口県 長門市 深川湯本 2208
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今月の天体:おおいぬ座のシリウス

 

二月の宵、中央にどの星よりも明るく輝く星を見つけたら、大犬の口もとに輝くシリウスだと思ってまず間違いありません。
シリウスはマイナス1.5等星と全天でもっとも明るい星です。シリウスというのはギリシア語のセイリオス(焼き焦がすもの)からきたもので、これは日の出直前の東天にシリウスが顔を出すと、太陽と並んで焼けつくような暑い夏の季節をつくると考えられていたからです。
シリウスが冬の夜空であれほど輝いて見えるのは、なんといっても距離が8.7光年という肉眼で見える星としてはケンタウルス座のアルファ星に次ぐ近さにあるからです。直径は太陽の1.7倍ほど、質量も2倍くらいと、特別大きな星ではないのですが、明るさは太陽の40倍もあります。このため、水素の燃料の消費が激しく、せいぜい5億年くらいしか輝いていることのできない短命な星なのです。(ちなみに太陽の寿命は100億年くらいあります)
藤井 旭「全天星座入門」より

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