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今月の天体:おおいぬ座のシリウス

 

二月の宵、中央にどの星よりも明るく輝く星を見つけたら、大犬の口もとに輝くシリウスだと思ってまず間違いありません。
シリウスはマイナス1.5等星と全天でもっとも明るい星です。シリウスというのはギリシア語のセイリオス(焼き焦がすもの)からきたもので、これは日の出直前の東天にシリウスが顔を出すと、太陽と並んで焼けつくような暑い夏の季節をつくると考えられていたからです。
シリウスが冬の夜空であれほど輝いて見えるのは、なんといっても距離が8.7光年という肉眼で見える星としてはケンタウルス座のアルファ星に次ぐ近さにあるからです。直径は太陽の1.7倍ほど、質量も2倍くらいと、特別大きな星ではないのですが、明るさは太陽の40倍もあります。このため、水素の燃料の消費が激しく、せいぜい5億年くらいしか輝いていることのできない短命な星なのです。(ちなみに太陽の寿命は100億年くらいあります)
藤井 旭「全天星座入門」より

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